みなさんこんにちは!DELEです!
今回はレーシングシミュレーターのペダルやハンドブレーキの説明によく使われる「ロードセルセンサー」、および「角度センサー」という言葉についてご紹介いたします!
目次
・ロードセルセンサーとは?
・角度センサーとは?
・どちらを選ぶべきか?
・まとめ
・各種センサー製品一覧
【ロードセルセンサーとは?】
ロードセルセンサーとは、圧力、踏力で入力を検知するシステムのことです。
センサーに力をどのくらいかけるかによって入力の強さを決定する操作になります。実車のブレーキ感覚に近く、レバーを引く腕やペダルを踏む足の力の入れ具合で自由にブレーキをコントロールできるのでシムレーシングでありながらより実車に近い感覚を得ることができます。ちなみに「油圧式」の製品もほとんどがロードセルセンサーです。
【角度センサーとは?】
角度センサーとは、ペダルやハンドブレーキの角度を磁気などで読み取り、入力として検知するシステムのことです。
実際にペダルを踏み込むためにどれだけ力がかかっているかは関係なく、弱い力だろうと強い力だろうとペダルやレバーが傾いている角度で入力の強弱が決まります。ブレーキとしての実車感は一歩劣りますが、強い力をかけることなく操作ができるので専用の環境が無くても手軽にシミュレーターを楽しむことができます。シンプルな構造ゆえに比較的安価なのも魅力です。また、ロードセルペダルであってもアクセルやクラッチには角度センサーが採用されていることが多いです。
【どちらを選ぶべきか?】
結論から述べるとどちらも一長一短ですが、本格的な実車感覚を求める方からはロードセルが人気です。
【ロードセルのメリット】
・実車に近く、操作感覚がダイレクトに伝わる
・調整箇所が複数用意されていることが多く、自分好みに調整しやすい
・機材の違いに対して操作練度が大きく影響されにくい
・物理的な負荷への耐久性が高い
【角度センサーのメリット】
・力をあまりかけずに操作可能、コックピットが無くても床置きで使いやすい
・比較的疲れにくいので長時間プレイがしやすい
・比較的安価で手に取りやすいほか、エントリーモデルのハンコンに同梱されている場合が多い
・摩耗による劣化などが起きにくい
【ロードセルのデメリット】
・狙った圧力をピッタリ維持し続けにくい(慣れが必要)
・設定と機材の硬さ次第では大きな力が必要となりフルブレーキがかけにくい
・力が直接影響するのでコックピットを用いたボルト止めが必須
・角度センサー式より高価
【角度センサーのデメリット】
・ペダル製品ごとの角度限界や硬さの違いによって全く操作感が異なる
・ある程度は実車感に欠ける
・素早い操作時の微調整が難しい
・ロードセルよりはセンサー誤作動などの不具合が出やすい
このようにどちらも長所、短所があるので一概にどちらかが優れているということはありません。使用する本人がどの点を重要視しているかという個人の好みに合わせて選ぶようにしましょう。また、角度とロードセル両方の切り替えに対応しているペダルや角度とロードセルのハイブリットセンサーを搭載しているペダルもあります。
まとめ
以上がロードセルセンサーと角度センサーの違いとなります。
基本的にはブレーキペダルやハンドブレーキに採用されているため、力をかけて実車のようにダイレクトな手ごたえで操作したいか、あくまでシミュレーターとして快適かつ手軽に操作したいかの好みの違いとなります。ちなみに筆者は長らく角度センサーのペダルを愛用し、現在ロードセルペダルを練習中です!
みなさんはどちらが好みか、じっくりと考えてみてください!それでは!
【各種センサー製品一覧】
角度センサーペダル&ハンドブレーキ
・MOZA SR-P Lite ペダル(R3、R5バンドル付属)
